AIRead v2.2.2 リリース
[AIRead]
◆天地補正の性能改善
・画像の端に画像上の文字の向きと異なる文字があった場合でも天地補正が成功しやすくなるように改善
しました
◆表検出付き全文OCR機能の追加
・罫線情報から表を検出し、表の各セルごとにOCRを行う機能を追加しました
・キーワード抽出または後述する全文OCR機能で使用可能です
・セル内での改行を検出し、改行箇所に対して特定の文字コードを付加する指定が可能です
<表検出付き全文OCR機能>
- コントロールパネル:基本設定 > 抽出モードの指定 > 「キーワード抽出(表検出付き)」を選択
- 設定ファイル:COMPONENT_LEVEL=CELLを指定
<セル内の改行時に付与する文字>
- コントロールパネル:モード別設定 > キーワード指定モード > セル内の改行に付与する文字
- 設定ファイル:LINE_SEPARATERに SPACE(半角スペース) / LF(改行コードLF) / NONE(何も付与しない) の
いずれかを設定
◆全文OCR実行機能の追加 (スタンダード版/エンタープライズ版の両方)
・画像全体に対してOCRを実行する機能(キーワード抽出なし)を追加しました
AIReadの起動オプションを設定することで、実行可能です
全文OCR実行時のAIRead起動オプション: -W をつける
・以下の設定でないと動作しません
- コントロールパネル:基本設定 > 抽出モードの指定 > 「キーワード抽出」または
「キーワード抽出(表検出付き)」
選択上はキーワード抽出と記載されていますが、キーワード抽出は行いません
- 設定ファイル:COMPONENT_LEVEL=ITEM または CELL
・当該起動オプション付きのバッチファイルを追加しました
バッチファイル名:run_whole_ocr.bat
◆新規出力形式の追加
・認識した表に近い見た目でOCR結果を出力する形式を追加しました
<表に近い見た目の出力形式(画像全体を1ファイルで出力)>
- コントロールパネル:基本設定 > 出力フォーマット > 「SIMPLE_CSV」を選択
- 設定ファイル:OUTPUT_FORMAT=SIMPLE_CSVを指定
<表に近い見た目の出力形式(表ごとに1ファイルずつ出力)>
- コントロールパネル:基本設定 > 出力フォーマット > 「SIMPLE_SEPARATE_CSV」を選択
- 設定ファイル:OUTPUT_FORMAT=SIMPLE_SEPARATE_CSVを指定
・以下の設定でないと動作しません。
- 表検出付全文OCR機能 かつ 全文OCR機能での実行 であること
◆罫線延長機能の改善
・罫線延長をした際に、他の罫線と結合または直交した箇所のみ延長するように修正しました
これにより、罫線延長を設定しても位置合わせの矩形がずれなくなりました
[RuleEditor]
◆帳票画像の90度回転機能の追加
・表示中の帳票画像を90度回転させる機能を追加しました
◆AIRead on Cloudとの連携機能追加
・作成したAIReadの設定をAIRead on Cloudにアップロードできる機能を追加しました
◆不具合対応
・拡張子tiffの画像が読み込めない問題を修正しました
・座標指定時に座標位置が不正でも保存・読込ができてしまう問題を修正しました
・その他、軽微なUX改善
[FormEditor]
◆帳票画像の90度回転機能の追加
・表示中の帳票画像を90度回転させる機能を追加しました
◆不具合対応
・拡張子tiffの画像が読み込めない問題を修正しました
・その他、軽微なUX改善
[ControlPanel]
◆パラメータ/設定値の追加
・新たなパラメータ/設定値を追加しました
- セル内の改行時に付与する文字
- 抽出モードの指定:キーワード抽出(表検出付き)
- 出力フォーマット: SIMPLE_CSV / SIMPLE_SEPARATE_CSV
- CSV出力時の出力項目の指定: form_id / TableName
◆不具合対応
・出力文字コードが正しく設定できない問題を修正しました
[AIRead Viewer]
◆不具合対応
・RuleEditorからの実行時に明細項目の列順が定義した順番と異なる問題を修正しました
・項目名が「result」のとき、正常に処理できない問題を修正しました
・(7/8(水)対応) 編集画面で「Image」「Image_jshfilename」が表示される問題を修正しました
[インストーラ]
◆オールインワンパッケージへの変更
・すべてのインストールファイルをインストーラexeファイルに同梱しました